住宅ローンを組むなら固定金利?それとも変動金利?

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ズバリ!これから好景気になるならば固定金利が有利だし、不景気になるならば変動金利が有利だよ。
未来のコトなんて、誰も分からないのだから、固定金利がいいか、変動金利がいいかなんて言えないよ。

ほとんど、こんな答えが返ってきそうですが、ここではさらに一歩踏み込んで考えてみましょう。

固定金利と変動金利の違い

まずは固定金利と変動金利の違いを、簡単におさらいしましょう。

ローンの返済に、固定金利を選んだ場合、市場の金利より少し高い金利で借りることになります。

変動金利を選んだ場合、市場が低金利ならば、固定金利より低い金利で借りることができます。反対に市場が高金利ならば固定金利より高い金利で借りることになります。

ローンを組むときは、この二つの金利を比べながら、固定金利で返済するか、変動金利で返済するかを選ぶことになります。

これから金利は上がるのか下がるのか

これから好景気になるなら固定金利を選ぶのが有利で、不景気になるなら変動金利が有利です。

しかしコトはそう単純ではありません。記事「金利は国債で決まる」でも取り上げましたが、金利には良い金利上昇と悪い金利上昇が、そして良い金利低下と悪い金利低下があるからです。

ここからは固定金利と変動金利を、上記の4つの金利状況別に比べて見ていきましょう。

良い金利上昇

好景気で金利が上昇します。一方収入も増える可能性があります。

 金利の変動収入住宅の価値ローンの返済
固定金利-変化なし◯上昇◯上昇変化しないが、変動金利に比べ返済額が多くなる
変動金利×上昇◯上昇◯上昇増えるが、収入も増えるので相対的に苦しくなることはない

悪い金利上昇(最悪のシナリオ)

政府の信頼が低くなり、国債が売られた結果、金利が上昇します。その一方で収入は減る可能性があります。

 金利の変動収入住宅の価値ローンの返済
固定金利-変化なし×低下×低下変化しないが、収入が減るため相対的に返済は苦しくなる
変動金利×上昇×低下×低下増える一方、収入は減るため返済はかなり苦しくなる

良い金利低下

政府の信頼が高くなり、国債が買われた結果、金利が低下します。その一方で収入は増える可能性があります。

 金利の変動収入住宅の価値ローンの返済
固定金利-変化なし◯上昇◯上昇変化しないが、変動金利に比べ返済額は多い
変動金利◯低下◯上昇◯上昇減った上、収入が増えるので相対的にかなり楽になる

悪い金利低下

不景気で金利が低下します。一方収入も減る可能性があります。

 金利の変動収入住宅の価値ローンの返済
固定金利-変化なし×低下×低下変化しないが、収入が減るため相対的に返済は苦しくなる
変動金利◯低下×低下×低下減るが、収入も減るため返済の変化はほとんどない

決め手は返済できるかできないか

前述の4つのパターンから、変動金利は固定金利に比べ、(当然ですが)返済額の振り幅が大きくなることがわかります。

記事「ローンの金利と審査の関係」の中でも書いたとおり、昨今住宅ローンの返済期間が35年という長期ローンを利用する人が多くなってきました。

これは「景気の波は、30年を1サイクルとして繰り返される。」と言われる景気のサイクルよりも長いのです。つまりローンの返済の中では、少なくとも一回ずつ好景気と不景気が訪れるという計算になります。

そう考えるならば、不景気のときに返済できるかどうかを基準に、固定金利するか変動金利するかを決めるのもひとつの手だと思います。

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