金利は国債で決まる

interest-rate

金利の種類

金利には、短期金利と長期金利があります。
短期金利とは、短期間(一年未満)の貸し借りにつく金利をいいます。
長期金利とは、長期間(一年以上)の貸し借りにつく金利をいいます。

短期金利は国が決めている

景気が加熱し過ぎると、日銀は銀行に国債を売ります。すると

  1. 市場の相対的なお金の量が不足する
  2. 金利が高くなり、お金を借りにくくなる
  3. 新しい事業を興す会社が減る
  4. 景気が落ち着いていく

反対に景気が冷え込み過ぎると、日銀は銀行から国債を買います。すると

  1. 市場の相対的なお金の量が余る
  2. 金利が低くなり、お金が借りやすくなる
  3. 新しい事業を興す会社が増える
  4. 景気が上向いていく

このように日本銀行は、国債を売買して「市場のお金の量」を調整し、金利ひいては景気をコントロールしているのです。

長期金利は市場に左右される

長期金利のつく最も代表的な金融商品は、10年物国債です。

長期金利は、発行済み国債の売買状況によって決まります。

債券市場で取引される国債は、毎日値段が変わります。しかし国債につく利子は固定なので、国債の価格が上がれば相対的に金利は下がり、国債の価格が下がれば相対的に金利は上がります。つまり

  • 国債に人気が集まる  ≫ 国債の価格が上がる ≫ 利率が下がる
  • 国債に人気がなくなる ≫ 国債の価格が下がる ≫ 金利が上がる

毎年国債が大量に発行され、市場に国債が溢れると発行済みの国債価格は下がります。
価格が下がるということは、金利は上がるわけです。

景気が良くなって、お金への需要が高まれば、金利が上がる。しかし
国の信頼が落ちて、国債の信用がなくなっても、金利が上がるのです。

そう、金利が上がる現象には、良い金利上昇悪い金利上昇があるのです。

  • 良い金利上昇-景気が良くて金利が上昇すること
  • 悪い金利上昇-国の信頼が落ちて金利が上昇すること(国債が売られ、市場に溢れている状態)

です。そのため、何が金利上昇の本当の原因なのか、判断が非常に難しいところです。

反対に、金利が下がる現象には、良い金利低下悪い金利低下があります。

  • 良い金利低下-国の評価が上がって、国債の信用が上がって金利が低下すること
  • 悪い金利低下-株価の信頼が落ちて、国債に投資が集まり金利が低下すること(これを「質への逃避」といいます)

このように長期金利は絶えず相場に左右され、コントロールが困難です。

まとめると、長期金利は次のような行程で上下するのです。

  • 株価が上がる ≫ 株が儲かりそうだ ≫ 国債を売って株を買う ≫ 国債の流通価格が下がる ≫ 長期金利が上昇する
  • 株価が下がる ≫ 株は儲からない  ≫ 株を売って国債を買う ≫ 国債の流通価格が上がる ≫ 長期金利が低下する
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