日本銀行の役割

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銀行にとっての銀行

中央銀行である日本銀行は、「銀行にとっての銀行」の役割を担っています。

私達が銀行に口座を持っているように、各銀行も日本銀行に預金口座(当座預金)を持っています。

※当座預金とは、決済・支払いに特化した口座で利息はつきません。その代わり「手形」や「小切手」を発行できます。またペイオフになっても、預金額が全額保証されます。

銀行間の送金の例にとってみましょう。
みずほ銀行の口座から三井住友銀行の口座にお金を振り込む場合、お金のやりとりは日銀に開いた各銀行の当座預金の間ですべて行われます。
つまり二つの銀行間で直接お金が渡されるのではなく、日銀に開いたの各銀行の当座預金を通して行われるのです。

政府の銀行

日本銀行には、歳入が納められます。歳入とは、政府の収入です。つまり日本銀行は政府の銀行ともいえるのです。
そして歳入の中には、税金や交通違反の反則金などが含まれています。ですから通常日銀を利用できない私達でも、これらのお金を日本銀行へ納めに行くことができます。

紙幣を発行する銀行

日本銀行は紙幣を発行することができます。しかし好き勝手にお札を発行できるわけではありません。

昔は持っている金の量が発行する紙幣(兌換紙幣)の量を決めていましたが、現在で金に代わるものは国債なのです。(国債=国の借金からすると、国債が価値の有るものというのも、おかしい話ですが…。)

紙幣が発行される流れを見てみましょう。

  1. 国会で、その年の発行する国債の量が決まる。
  2. 国債を一般の銀行が買う。
  3. 一般の銀行が買った国債を日本銀行が買い上げる。
  4. 日本銀行は買い上げた国債と同じ額の紙幣を発行する。

上記のように、国会(政府) ≫ 一般の銀行 ≫ 日銀 という流れで国債が渡り、日銀で紙幣が発行されるのです。

ここで疑問が。なぜ日銀が直接政府から国債を買わないのでしょうか?
それは、好きなだけ国債を発行できてしまうと、お札が世の中に溢れてしまい、経済はインフレになってしまうからです。

実際、1930年代の日本では、これが元でとんでもないインフレが起こってしまいました。それ以来、日銀が直接国債を買い上げることをしていません。一般の銀行を通すことで、銀行が国債を買わないと判断すれば、紙幣の濫発を防げるというわけです。

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