景気の調査と対策

金融危機

内閣府は「景気動向指数」を調べて景気を発表する

景気には人々の気分が入っています。しかし気分の大きさは、人それぞれですので、はっきり数値で表すことができません。

そこで内閣府は「景気動向指数」というデータを調べて、日本が好景気なのか不景気なのかを発表します。

景気動向指数は、経済活動を三つに分けて調べます。
・将来を示す指数-先行系列
・現在を示す指数-一致系列
・過去を示す指数-遅行系列

景気が良くなるときは、先行系列→一致系列→遅行系列の順で良くなっていきます。

もし先攻系列の数字が悪くなり始めたら「これから景気が悪くなるかもしれない」と予測して、国として対策を考えるわけです。

政府の景気対策は二つある

不景気になり国民の生活が困らないように、政府は対策を立てなくてはなりません。

そのとき政府がとる景気対策には「財政対策」と「金融対策」の二つがあります。

1.財政対策とは

一つ目の財政対策は、公共事業にお金を使うことで、仕事と雇用を増やして景気を良くしていく対策です。
道路や橋などを建設すれば、仕事が増えて雇用が生まれますし、道路や橋を作るための建設機械や材料が売れます。

2.金融政策とは

二つ目の金融対策は、金利を下げることで、お金を借りやすくして景気を良くしていく対策です。これは日本銀行が担当します。お金を借りやすくなれば、お金を借りて、新しい工場を建てたり、新しい機械を買ったりすれば、従業員も増えていき、製品の材料の購入も増えて、景気が良くなっていくという考えです。

しかし、銀行にお金を預けても利子があまりつかないという問題が起こります。

日本銀行がとる二つの景気対策

1.ゼロ金利

日本銀行が民間銀行に対して、必要な資金の貸し出しを低金利で行う。すると民間銀行も会社に低金利で貸し出すことができるので、お金が借りやすくなる。しかし1999年に政策金利として史上最低の0.15%にしたが効果がなかった。

2.量的緩和

日銀が紙幣を発行して銀行などから国債を買い上げる(*)ことで、銀行の手持ちの現金を増やし金利を下げる。
しかし2001年にこの「量的緩和」を行ったが、銀行が日銀に預金してしまい、効果がなかった。

*:これを「公開市場操作」といいます

関連記事

金融危機下の金利の動きと金融緩和

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>